お皿のこと、軟質陶器
先日、陶芸家の望月万里さんの個展に行きました。
作品を直接拝見できる機会はなかなかないので、この個展が開かれると知ってからずっと楽しみにしていました。
しかし、個展の期間は約1週間で、私が訪ねたのは後半過ぎてからだったので、作品の多くは売れてしまっていました。
ですので、直接拝見できなかった作品もあり、もう少し早く行けたら良かったなと思います。
それと同時に、望月さんの作品が多くの人に好かれているんだなと思いました。
下の写真は、その時に購入したお皿です。
何度見ても美しいな…
ということで、今回は望月万里さんのお皿について書いていこうと思います。
望月さんのお皿を好きになったきっかけ
私は望月さんの作品をTwitterを通じて知りました。
初めて望月さんのお皿を見たとき、不思議なお皿だなあという印象でした。
望月さんの様々なお皿を拝見していると、その繊細な模様や質感に心引かれていきました。
さらに望月さんが作るお皿には軟質陶器というものがあり、独特な色味や質感をしていると知りました。
そして私は軟質陶器がどんなものなのか、直接触れてみたいと思うようになりました。
そこで、家から行ける距離で個展が開かれると知り、この機会は逃すまいと個展を訪れるのでした笑
軟質陶器とは
軟質陶器とはどんなものなのか、個展でいただいたカードに書かれている説明文を参考にさせていただきます。
軟質陶器とは、一般的な陶磁器の焼成温度(1200℃~)よりも低い温度(1130℃程度)で焼成したもの。
継続的に使用することで、アンティーク品のような質感に変化する。
焼成温度が低いために素地が完全には焼き締まっておらず、吸水性が残り、使用していくことで水分の吸収と揮発が繰り返され、質感が変化していく。
さらに、白系の軟質陶器は使用に伴って表面の小さなヒビに茶渋などの食べ物の色素が少しずつ染み込み、その色素が定着していく。
このように軟質陶器は使用を続けると質感や色味が変化していくので、"お皿を徐々に育てていく"という感覚で使用していくのが良いと、個展が開催されたお店の方がおっしゃっていました。
お皿を育てていくという感覚が自分の中で新鮮で、面白いと感じました。
ですので、これから軟質陶器を使用していく中で、変化していく質感や色味も楽しんでいきたいです。
おわりに
望月さんの作品は、模様が細かいお皿もあればシンプルなお皿もあります。
どちらも料理を盛り付けなくても置いておくだけで満足するような、綺麗な見た目をしています。
このお皿にケーキなどを載せたらそれだけで一つの作品に見えるので、ついつい毎回写真を撮ってしまいます笑
これは、個展に行った日にマドレーヌとフィナンシェを載せて撮った写真。
お皿などに興味があれば、みなさんにも望月さんの作品を知っていただきたく、今回書かせていただきました。
写真にもの以外にもたくさん作品がありますので、ぜひご覧いただきたいです。
◎望月万里さんのWebサイト
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ガーベラ太郎