散歩の記録〈吉祥寺編〉
先日、とある用事で吉祥寺に行った。
週末の吉祥寺は人酔いをしてしまうほど観光客でいっぱいだが、平日は空いているのでゆっくり散策できる。
吉祥寺駅南口を出て七井橋通りを通り、井の頭公園へ行くのがお決まりのルートだ。
駅から公園までの間にある、とあるビルの2階に武蔵野珈琲店という喫茶店がある。休日は常に満席であるほどの有名店である。
平日であってもお昼過ぎにはほぼ満席である。
この日わたしはお昼前に武蔵野珈琲店を訪れた。お店に入ると二人の男性店員さんが迎えてくれた。
その時はお客さんが誰もいなかったので、ほぼ貸し切り状態だった。
おしゃれな街の喫茶店の店員さんは、やはりおしゃれであった。
そのため少し緊張してしまい、「お好きな席へどうぞ」と言われたので、カウンターから直接見えない窓際の席に座った。
カフェオレを飲みながら、本を読んだりスマホを見て過ごす。街中を撮った写真の撮れ具合を確認してみるのもいい。
窓からは外の通りを歩く人たちが見える。
外国人観光客も何組か見られた。以前の吉祥寺のような観光の街に戻ってきているようで嬉しかった。
12時半頃になるとお客さんがだんだん増えてきたので、お会計を済ませて外へ出た。
店を出て南へ進むと井の頭公園がある。
通りを進むと公園へと続く階段があるのだが、その階段から見える景色が綺麗だ。
特に、ギラギラ日光が照りつける夏ではなく、優しい光が見られる秋から冬にかけての季節に公園へ行くのが好きである。
公園の池にいるアヒルボートたちはいつも不思議な表情をして佇んでいるので、いつ見ても面白い。
都会の風景に突如現れるアヒルたち、これも井の頭公園の魅力の一つだと思う。
井の頭公園は季節ごとに見える表情が変わるので何度行っても楽しい。
カメラ片手に散歩するにはうってつけの場所だ。
今回も自分が満足できる写真が撮れたので、最後にいくつか載せておく。
吉祥寺に行くといつもお決まりのコースを歩いてしまいがちだが、それでも毎回楽しめる。
都会と自然の両方を感じられる街、吉祥寺。
わたしの好きな街の一つである。
ガーベラ太郎
公園へ続く階段から見える景色
池に佇むアヒルボートたち
武蔵野珈琲店のカフェオレ