夜更かしとエッセイ本
深夜にブログを書き始めている。
いや、深夜というよりもう朝か。
朝5時。外はうっすら明るくなってきた。
明日(もう今日になっているが)は夫がいつもより早く出勤するので早起きなければいけないのに。
寝れるように努力はした。寝ようとすると余計に眠れなくなると聞いたので、無理しない程度に(?)がんばった。
眠れない時に眠くなるまでスマホで動画を観るのは逆効果だ。
スマホ画面からのブルーライトが白色光と同じような働きをし、頭が今はお昼だと勘違いしてしまうかららしい。
本当はジャック・オ・蘭たんのテイルズ・オブ・ジ・アビスのゲーム実況の続きを観たかったのだが、前記の理由でユーチューブを観るのは諦めた。
そこで何をしたかというと、本を読むことにした。
最近わたしにエッセイ本ブームが来ようとしている。(まだ来てないんかい)
キッカケは小谷実由さん(通称おみゆちゃん)の『隙間時間』という本だ。
日常を書きまとめた本で、生活を覗き見しているようで面白い。何より言葉遣いや世界観が好きでどんどん引き込まれていった。
おみゆちゃんはモデルさんで、オシャレで綺麗で明るい女の子であり、わたしとは正反対だ。しかし、羨ましいとは思うが妬ましいというマイナスな気持ちは一切ない。むしろ憧れという言葉がぴったりだろう。
おみゆちゃんに直接会えるイベントがあり、憧れから一度会ってみたい!と思い行ったことがある。実際に会ってみると「同じ世界の人ですか?」というくらい実物は写真の何倍も綺麗で、普段オシャレにあまり力を入れていないわたしが会いに行って申し訳なかったという体験をした。
このことから推しは遠くから応援しようと決めたのだった。(切ない…)
…話は逸れたが、他人の生活を覗き見るのは楽しい。自分とは違う、『その人にとって"普通の"暮らし』を知ることができるからだ。
おみゆちゃんはモデルさんだが、日々の生活はいい意味で普通だった。
ちょっぴり早起きして有意義に過ごしたこと、蒸籠ブーム、旅行ロスの話など、どれもわたしにとっては新鮮で、でも身近にもありそうでワクワクして読んだ。
そこでふと気がつく。
わたし、本読めてるじゃん、と。
活字が苦手だと思っていたのに、本を読めているぞ。
そこでエッセイ本なら読めるのでは、と思い気になっていたものを読んでみることにした。
まずは星野源の『そして生活はつづく』と『よみがえる変態』をAmazonでポチり。
そして今日届いたものを深夜読んでいたのである。しかもSpotifyで「読書」と検索して一番上に出てきたアルバムを流しながら。
こういうのは雰囲気が大事なので。(こら)
しかし結構読み進めても一向に眠くならない。おかしいな。
…思い出した、変な時間に昼寝(というより夜寝)したせいだ。
それは眠れなくて当たり前だわ。
でもあれは仕方なかった。偏頭痛で寝ずにはいられなかったのだから。
少し我慢して丁度いい時間になったら寝ようと思ったが、ソファに横になったらいつの間にか寝ていた。そして飲み会だった夫が帰って来たタイミングで目が覚めた。気づけば3時間も昼寝していた。(寝すぎ)
そんなこんなでもう朝の6時。
夫の朝ごはんを用意すること忘れてないよね?はい、忘れてません。
でも、ごめん夫よ。今日はもう起きられないかもしれない。今日は金曜日で、週一番の頑張りどころなのに朝ごはんを用意してあげられないかもしれない。
―夜寝、ゼッタイだめ。
そんな罪悪感を感じつつ、やっときてくれた眠気を喜びながら、エアコンの効いた部屋でスヤスヤ眠るのであった。
(今回の文章が『ですます調』でないのはエッセイっぽくしたかったからなのはここだけの話。)
ガーベラ太郎